飲料製品のカロリーに関する強調表示について

ヘッダーイメージ

近頃は健康志向の高まりからか『カロリーを抑えています!』ということをアピールした清涼飲料水やアルコール飲料が数多く販売されていますが、製品によって「カロリーオフ」や「ノンカロリー」、はたまた「カロリーゼロ」などといったように表示はさまざまです。

で、これらの表記の違いによって、「具体的な意味合いも異なってくるの?」といった疑問を生じる人も居られると思いますが、結論から言いますと異なります。

飲料製品のカロリーに関する強調表示

缶ジュースのカロリー日本では特定の栄養成分について『含んでいない』『少ない』といったニュアンスの強調表示をする場合は、「栄養表示基準制度」で定められている基準量よりも下回っていなければ表示できないように決められています。

飲料製品のカロリーに関する強調表示については、下記のような基準になっています。

・100mlあたり5kcal未満の飲料製品
【ノンカロリー】【カロリーゼロ】【ゼロカロリー】などと表示してもよい。

飲料製品のカロリーに関する強調表示については、下記のような基準になっています。

・100mlあたり20kcal未満の飲料製品
【カロリーオフ】【ローカロリー】【低カロリー】【カロリーひかえめ】などと表示してもよい。

ということで、カロリーのことをより気にされているのであれば、「カロリーオフ」の飲料よりも「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」の製品を選んだ方が良いということになります。

「カロリーゼロ」でも0カロリーでないこともアリ?

上記で述べたカロリーに関する強調表示をする場合の基準をご覧になって、「アレッ?カロリーゼロと謳われていても、カロリーが含まれている製品もあるの?」と思った人も居られるのではないでしょうか?

実際のところその通りでして、100mlあたり5kcal未満であれば「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」という表示にて販売されている製品もあるわけで、カロリーが全く含まれていないということではないのです。

例えば、100mlあたりに4kcalのカロリーが含有されている清涼飲料水であっても、「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」という表示をしても許可されているワケでして、500mlのペットボトルであれば実際には20kcalのカロリーが含まれていることになるワケです。



世界の肥満人口が急ピッチで増加

イギリスの公立研究大学であるインペリアル・カレッジ・ロンドンと世界保健機関(WHO)の研究チームが調査研究したところによると、世界の肥満人口が6億4,100万人に上ることが判明。

肥満と判定される人の数は1975年からの40年間で急増しており、男女別では女性が2倍、男性に関しては3倍以上になっており、何らかの有効な対策を実施せずにいると2025年までに男性の18%、女性の21%が肥満になると予測されています。

Yahoo!ニュースより参照抜粋