医療保険や生命保険の広告などでよく「三大疾病保険」や「三大疾病保障特約」といったキーワードを見聞きしたこともあると思いますが、この【三大疾病】とは具体的にどんな病気のことを意味しているのかご存知ない方も居られるのではないでしょうか?
三大疾病というのは、【悪性新生物(がん)】【急性心筋梗塞】【脳卒中】という3つの病気のことを指し、厚生労働省が公表している「平成20年の人口動態統計」によると、日本人の死亡原因の約45%がこれら三大疾病であるという統計結果になっています。
また、急性心筋梗塞を含む「心疾患」、脳卒中を含む「脳血管疾患」というように範囲を広め、これらに悪性新生物(がん)を含めると、日本人の死亡原因の約6割近くにもなり、【日本人の三大死因】ということになっています。
「三大疾病保険」や「三大疾病保障特約」といった医療保険を選ぶ際に気を付けておきたいポイントというのが、保障の対象となる三大疾病の定義についてと、保険金の支払いが開始される条件についてです。
この保障対象となる三大疾病の定義についてや保険金の支払い条件というのは、個々の保険商品によって微妙に異なりますので、保険会社の約款をよく読み、把握しづらい項目などがあれば、契約前に問い合わせておかないと、後々保険金が出ないというケースも十分ありえますので注意しておかなければいけません。
「三大疾病保険」や「三大疾病保障特約」などの保険では、保障対象となる三大疾病の定義や条件については、 下記のような条項を定めている保険商品が一般的に多く見受けられます。
【悪性新生物(がん)】
・「上皮内新生物」については対象とはなりません。
・「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」については対象とはなりません。
・責任開始日からその日を含めて90日以内に診断確定された「乳がん」については対象とはなりません。
など
【急性心筋梗塞】
・「急性心筋梗塞以外の虚血性心疾患(狭心症など)」は対象とはなりません。
・疾病について初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたときに対象となります。
など
【脳卒中】
・脳血管疾患のうち「くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞」のみ対象となります。
・疾病により初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたときに対象となります。
など
認知症と中年期の運動の関係性
中年期の運動能力がそれ以降の年を取ってからの脳の萎縮に関係しているという調査結果をアメリカ・ボストン大学などの研究チームが発表しています。
平均年齢40歳の約1500人にランニングマシンを使ったテストを実施し、20年後に再度運動テストを行ない脳の状態を調べたところ、運動成績が低かった人は脳が萎縮しているケースが多かったとのこと。
また、認知症を予防・改善するために運動が効果的であることは過去の研究でも指摘されており、脳の中で認知機能を司る「海馬」にある神経幹細胞は、高齢であっても運動をする事により活性化して脳の細胞が増えることが明らかになっています。
Yahoo!ニュースより参照抜粋